パンチャカルマ体験記 滞在5日目

インドでの約1か月にわたるアーユルヴェーダ パンチャカルマ治療の記録です。

滞在5日目

午前

今日の治療メニュー

ナービーバスティ(ヒングワディタイラ)

アビヤンガ(ニルグンディタイラ)

スウェダナ(ニルグンディパットラ)

ニルーハバスティ(ビッグバスティ)

午後

散歩、瞑想など。

内服薬

昼と夜 DM

就寝前 エーランダタイラ

いよいよ今日からニルーハバスティ(ビッグバスティ)、煎じ液の浣腸です。

…初日は慣れないので苦しかった。。。

(この後、入院中にどんどん慣れて、なんてことなくなります(笑))

「バスティ」という言葉が、私の治療内容には複数登場するので、ちょっとややこしいかもしれないですね。

このブログの中では、あまり詳しい解説は(話が難しくなってしまうので)しませんが、このパンチャカルマ体験記の中には、以下の種類のバスティが出てきます。

【種類その1:豆粉で土手を作ってオイルを溜める外用の施術】

・ナービーバスティ・・・腹部(おへその部分)のバスティ

・カティバスティ・・・腰のバスティ

【種類その2:浣腸法(経腸法)…浄化療法(ショーダナ)の一種】

・アヌワーサナバスティ・・・少量のオイル浣腸(スモールバスティ)

・ニルーハバスティ・・・それなりの量の煎じ液浣腸(ビッグバスティ)

「バスティ」という言葉は「溜める」という意味のサンスクリット語で、

もっといろんな種類のバスティと名のつく治療がありますが、今回のブログの中には上記のバスティたちが登場します。

浣腸というと、便やガスを“出す”だけの意味にとらえられがちなのですが、

出すだけではなく、身体を滋養したり、薬を腸から入れる意味もあるので、“経腸法”という言葉に訳したりもします。

(経腸法という言葉は、アーユルヴェーダの専門用語を日本語に訳す時に、私の師匠が作った言葉だと聞いた記憶があります。。。)

最初の3日間は、アヌワーサナバスティ(スモールバスティ)のみでしたが、

4日目以降は、ニルーハバスティ(ビッグバスティ)とアヌワーサナバスティ(スモールバスティ)を交互に続けていきます。

私は、合計21日間のバスティを受けることになったのですが、

同じことをやっているように見えて、7日ごとに目的の違うバスティを処方されました。

つまり、、、

第1週目 バスティA

1日目 スモール、

2日目 スモール、

3日目 スモール、

4日目 ビッグ、

5日目 スモール、

6日目 ビッグ、

7日目 スモール、

第2週目 バスティB

1日目 ビッグ、

2日目 スモール、

3日目 ビッグ、

4日目 スモール、

5日目 ビッグ、

6日目 スモール、

7日目 ビッグ、

第3週目 バスティC

1日目 スモール、

2日目 ビッグ、

3日目 スモール、

4日目 ビッグ、

5日目 スモール、

6日目 ビッグ、

7日目 スモール、

といったスケジュールです。

私より滞在が短い人でも、“経腸法”以外に、“催吐法” “催下法” “経鼻法” “瀉血法”といった他の浄化療法(ショーダナ)も組み合わせてスケジュールを組まれている人もたくさんいましたが、私の場合、1ヵ月もいるのに全部経腸法という(笑)

治療内容は個人個人の体質や病状に合わせるので、本当に人それぞれです。 興味深い他の方の治療のお話は、また追い追いしましょう。。。