サロンオーナーやセラピストが、いつも心に留めておくべき大切なこと・・・
アーユルヴェーダは、
病気の人々の苦しみを除くため、
さらに、誰もが心身ともに健康を保ち、イキイキとした人生を送れるようになるため、
に生まれた学問です。
誰かが、自分の名声のために、権力のために、あるいはお金儲けのために作ったものではありませんでした。
太古のアーユルヴェーダの学者達(聖仙達)は、純粋に、みんなが幸せになることが自分の喜びだったのです。
アーユルヴェーダサロン開業者が、いつでも心に留めておくべき大切なことは、
『全ての生命あるものへの思いやり』 です。
・・・全ての生命の健康と幸福を願う・・・
知っている人知らない人、好きな人嫌いな人、良い人悪い人…など区別なく、
全ての人の健康と幸福を願うのが、セラピストの心得だとアーユルヴェーダは説きます。
生きていれば、好きとか嫌いとかの感情はもちます。
しかし、たとえ敵であっても、自分の家族同様に、彼らの健康と幸せを願うことです。
はじめから完璧にそのような心持ちになれなかったとしても、
その教えを心に留めておくことが大切なことです。
実際に、私はまだまだそのような完全な思いやりは持っていないと思います。。。
なのでせめて、朝に晩に手を合わせ、全ての生命の健康と幸福を祈り、少しでも自分の意識が清らかになれますように…と願っています。
その思いやりは人にだけでなく、生命ある全てのものに対して向けられるべきだと言います。
私達は、呼吸し、歩き、食べ、代謝し…、他の生物の命を頂いて生きています。
例えば、、、
一呼吸しただけで、空気中にいた小さな微生物が、
一歩歩いただけで、足の下にいた小さな虫が、
私の生命活動の犠牲になっていることでしょう。
アーユルヴェーダでは、行為そのものよりも、どのような意識をもって行うかが大切だと説きます。
同じ一歩でも、「この虫を踏みつぶしてやろう」と殺意をもって、何も悪さをしていない生命をただいたずらに殺してしまうことが、良くないことだということは誰にも理解できるでしょう。
施術においても、アーユルヴェーダでは、たくさんの植物を原料とした材料を使います。
少しも無駄にせず、大事に材料や機材を使うことも、思いやりの心と言えるでしょう。
普段の生活においても、経営においても、施術においても、全ての生命への感謝を忘れず、いつでもみんなの健康と幸福を願うことが、サロン開業の3つめの条件です。
この3つめの条件「全ての生命あるものへの思いやり」は、
1つめの条件「アーユルヴェーダを好きなこと」、
2つめの条件「想像力と実行力」、
とリンクします。
そもそも、アーユルヴェーダは、人類愛、つまり思いやりの気持ちから生まれたものですから、そのアーユルヴェーダを好きだということは、この考え方を受け入れているということになるでしょう。
さらに、思いやりとは、想像力からはじまります。
「彼女はどんな気持ちだろう?私だったらどんなに苦しいだろう?」…と想像して、共感する気持ちが思いやりだと思います。
以上の3つの条件は、サロン開業者に必要な条件ですが、
自分が施術をしてもらうアーユルヴェーダサロンを選ぶときのヒントにしてもいいと思います。
サロン選びって本当に難しいですよね。。。
上記の3つのようなことが感じられるホームページやブログやFacebook、あるいは電話やメールでの対応、店内の様子、施術の段取り、セラピストの人となりをみて、長くお付き合いをする”マイサロン”を決められるといいのではないかと思います(*^-^*)