アーユルヴェーダクリニックでの研修日記  勉強漬けの毎日

インドでのセラピスト研修日記です。

今回のインド滞在は、朝から晩までほぼ勉強漬けの毎日でした。

朝8時すぎにお迎えのタクシーがホテルに来て、約1時間かけて通学。

9時から10時くらいに講義が始まり、17時~18時くらいに授業が終わり、(1時間ほどお昼休憩が入ります)

19時から20時くらいにホテルに送り届けてもらいます。

(もちろんインドですから、さまざまな理由で1-2時間のスケジュールの誤差はざらにあります。早まることはほぼなく、概ね押せ押せになります。)

途中、合い間合い間に寺院観光などもありながら、約10日間上記のスケジュールで、みっちり理論と実技を学びます。

そもそも今回の参加者は、アーユルヴェーダの基礎知識があり、セラピストや医療に従事されている皆さんでしたので、授業の内容も初日から濃い!!イントロダクションなんてなしです。(笑)

教える側も全員アーユルヴェーダ医師(BAMS)で、生徒からの質問も質の高いものが多く、講義が白熱することもしばしば。(どんな質問にも、古典書を基にとても誠実に回答してくださいました)

実技講習の種類もめちゃくちゃ多く、丁寧に指導してくれるので、大幅時間オーバーもしばしば。

私などは、ホテルに着いたらバタンキュー(笑)まったく余力なくクタクタになってました。

ただ、宿泊も食事も交通もすべてAyuevedgramのほうで手配してくれていたので、私たちは勉強に専念することができ、かなり恵まれていました。

辛すぎないようにレストランのオーナーに特別注文して下さったり、毎日ルームサービスでミネラルウォーターを入れてくれたり、いろいろ日本人のために配慮していただいて、一言では言えないほど、本当に本当にありがたい環境でした!!

今回の滞在中、私は一日の終わりにはクタクタになりながらも、毎日翌朝には回復して、帰国まで元気に過ごすことができました。それは下記のアーユルヴェーダ的セルフケアを実践していたことが大きいと思います。

海外旅行で体調を崩しやすい方は、よろしければ参考にしてみてください。

【今回のインド滞在中に実践したセルフケア】

1、毎食、腹6~8分目で食事を終える。

2、朝食を抜く。(温かい飲み物だけにする。毎食外食なので、1日の食事量を抑えるため、朝で調整しました。)

3、飲料水は白湯(沸かした水)にする。

4、食べすぎかな?食事が重かったかな?と思ったらミント茶を1杯飲む。

5、夜更かしせずなるべく同じ時間に寝て、時間にゆとりをもって起床(ゆっくりトイレタイムができるように)、朝シャワーを浴びる。

6、就寝前にヒマシ油(小さじ1弱)を生姜湯で飲み下す。

1、2、3、4は、胃腸を守り、体調を維持するためで、

5は、便秘予防と、夜よく眠れるようにするためで、

6は、便秘予防に加え、私は変形関節症があるので、その関節痛や疲労の緩和のためです。

私は旅になると、眠れなかったり、便秘になったり、旅疲れしやすいのに加え、足の関節症があるので、みんなについて行くのが無理そうなら途中で1日くらいお休みしてもいいな・・・くらいに考えていました。

ところが、以上のシンプルなアーユルヴェーダに沿ったケアで、10日間健やかに、すべてのスケジュールをこなすことができました。やっぱりアーユルヴェーダの知恵は実用的だなーと感じています。

大人も中盤以降の人生になると、ここまで勉強に集中する機会はなかなかないので、本当に素晴らしい時間だったと思います。今回みんなについて行けたことが自信になったので、また行きたいです!!

あ、なんだか最終回みたいな書き方になりましたが、研修日記ブログはまだ続きます。

座学で学んだ治療法を、すぐに実習できるのは、インドだからこそできる体験です。

鍋の下のランゴリ(吉兆絵)は、製薬を始める前にドクターがスルスルッと描いていました。アーユルヴェーダでは、製薬の中でマントラを唱えることもあります。見えない力により薬の効果をより良いものにするためです。