2016年
1月
20日
水
日本全国どの地域にも、かかりつけのアーユルヴェーダサロンがあったらいいなぁと思います。
ご近所に1軒のアーユルヴェーダサロン。
セラピストは地域住民の身近な存在となり、いつでも気軽にサロンを訪れることができる。。。
そこに住まう私達みんなの健康増進、生活の質の向上に役立ち、地域全体の幸福度にもつながることでしょう。
・・・町セラピストの普及・・・
そんな夢の実現のために、私はアーユルヴェーダサロンを、横浜は日吉に開業しました。
町医者ではなく"町セラピスト"、これが私の目指すアーユルヴェーダサロンの形です。
そして、このようにお客様一人一人と丁寧に向き合う"町セラピスト"の普及活動を行っています。
はじめから"町セラピスト"になるのではなく、
まずは自分で自分のケアができる"自分セラピスト"となり、
家族のケアができる"家族セラピスト"となり、
友達のケアができる"友達セラピスト"となり、、、
と、アーユルヴェーダの知識や経験レベルにあわせて、自分や周りの人達の健康作りからはじめることができます。
"自分セラピスト"も"家族セラピスト"も"友達セラピスト"も"町セラピスト"も、規模は違えど、どれも同じように素晴らしいのです。
私は"町セラピスト"の普及をしたいと思っていますが、「自分は家族のためにアーユルヴェーダの知識や技術を使いたい」という方は、これもまた最高に素晴らしいアーユルヴェーダ実践者です。
この「アーユルヴェーダサロンを開こう!」のブログでは、そんな町の小さなアーユルヴェーダサロンを開きたいという方向けのお話をしていきたいと思います。
・・・アーユルヴェーダサロン開業に必要な条件・・・
前置きが長くなりましたが、今回は、アーユルヴェーダサロン開業に必要な条件についてお話したいと思います。
私が思う、アーユルヴェーダサロン開業に最も必要な条件は、
『アーユルヴェーダを好きなこと』です。
健康効果が素晴らしい!
実践して楽しい!
生活が快適になった!
考え方に共感した!
学んでいて幸せ!
…など感じ方や表現はさまざまかもしれませんが、アーユルヴェーダが好きという気持ちが、まずはじめに必要な条件だと思います。
アーユルヴェーダサロンを開業した後も、その学びに終わりはありません。
アーユルヴェーダをずーっと学び続けることになります。
そして、ずーっとアーユルヴェーダを実践し続けることになります。
「学ばなければいけない」「実践しなければいけない」という気持ちだったら、
お金はかかるし、時間を割かなくちゃいけないし・・・など、
続けることは辛く、苦しいことでしょう。
でも、「学びたい!」「実践したい!」という気持ちだったら、
好きなことを学んで、実践して、自分が楽しくて、健康になって、しかも、他人の役に立つ、
それが生業となるならば、こんなに幸せな環境はないでしょう。
さらに、アーユルヴェーダが好きな気持ちがあれば、古典や師匠の教えに誠実に従うことができます。
自分の好きなアーユルヴェーダの信頼を無くすような、その名を汚すような行動はできませんので、誠実なケアをお客様に提供することになるでしょう。
もちろん、他にも開業に必要な条件はさまざまありますが、今回は、その根っこに必要だとおもうことを私の視点で書きました。
今後、小さく始めるアーユルヴェーダサロンの開き方について書いていきたいと思います!
・・・アーユルヴェーダ各種講座・・・
2016年
1月
28日
木
サロンを開いたらどんな生活になるだろう?どんな良いことがあるんだろう?どんなリスクがあるんだろう?・・・"想像"することからサロン開業は始まります。
前回のブログに書いたとおり、
アーユルヴェーダサロン開業に必要な第一条件は、『アーユルヴェーダを好きなこと』です。
その大好きなアーユルヴェーダとこの先の人生を共に生きる、
そのひとつの形が"サロン開業"だと思います。
・・・アーユルヴェーダとともに生きる・・・
アーユルヴェーダとともに生きる形は人それぞれです。
・自分や家族の体調管理のために、アーユルヴェーダのセルフケアや食事法を実践する人、
・人生の充実(生涯学習)のために、アーユルヴェーダの学習を続ける人、
・アーユルヴェーダ普及の礎となるように、研究や論文に打ち込む人、
・これからの学習者の助けとなるように、外国語のアーユルヴェーダ書籍を翻訳する人、
…アーユルヴェーダを好きな気持ちとともに、一人一人の個性にあった、自分らしい生き方があることでしょう(*^-^*)
アーユルヴェーダサロンを開くことは、アーユルヴェーダとともに生きるひとつの形、生き方だと私は思います。
・・・想像力と実行力・・・
今回はサロン開業に必要な条件として、『想像力と実行力』を上げたいと思います。
アーユルヴェーダサロンを開きたいと思ったら、開業についていろいろ想像してみましょう。
…というか、"勝手にどんどん想像が膨らんでくる"というのが自然だと思います。
そして、その想像が楽しくて、止まらない!
好きな彼ができたときに
「告白したらどうなるかな?」
「どんなデートになるのかな?」
「こんな服は好きかな?」
「嫌われないかな?」
…など、良いことも悪いことも、いろいろな場面を次から次に想像しませんか?
本当に好きなときには、こんなふうに、どんどん想像が膨らんで、いろんなイメージが沸いてくるものだと思います。
細部にわたり想像力を働かせて、具体的なイメージをもつことが、サロン開業に必要な2つめの条件だと思います。
サロンを開いたら、一日が、一ヵ月が、一年が、将来が、どんな生活になるかな?
どんなサービスを提供したい?お客様にどうなってほしい?私はどうなりたい?
サロンのコンセプトは?どんな雰囲気のサロンにする?
最初はこんな感じの概要から想像していくことになりますが、
サロン開業をリアルに想像すると、連鎖的に具体的なことが次から次に浮かんできます。
例えば…
施術は一日2名様まで、施術用と浴用でフェイスタオルは1日につき6枚必要かしら。
↓
フェイスタオルの素材は?色は?大きさは?1枚当たりの予算は?
↓
どのお店で仕入れる?
↓
保管場所は?
↓
どのくらいで乾く?
↓
ストックは何枚必要?
↓
オイルのついたタオルの洗濯方法は?
↓
洗剤はどんな種類が必要?
↓
洗剤類の保管場所は?
↓
お客様の目につかないで洗濯ものを乾かす場所はある?
・
・
・
といった具合に、フェイスタオルひとつでも連鎖的に想像が広がっていきます。
次に必要なことは、想像したことを現実にするために、
いつ何をするという予定表を作り、実行に移していくことです。
予定表には、資金調達(事業計画)、許認可、契約、工事、広告、仕入…などがあります。
誰も指示をしてくれませんので、自分でリーダーシップをとって、イメージしていたことを、予定表にそって実行にうつしていきます。
想像が具体的であれば、実行がスムーズにでき、
想像がぼんやりしていると、実行が難しくなります。
この『想像力と実行力』は、サロン開業に必要なだけではなく、日々のサロン運営にも必要なことです。
どこかの会社に雇われてセラピストをする場合、マニュアルやルールに従って、上司や先輩の指示や指導のもとに業務を遂行したらいいのですが、
自分でサロンを開業する場合、マニュアルもルールもなく、上司や先輩の指示や指導もありません。
お客様に、安全で、快適で、最良のサービスを提供して、
満足のいく良い仕事を遂行するためには、いつでも『想像力と実行力』が必要になります。
想像して→実行する、このことが「面白い!」と思えるならば、サロン開業は本当に楽しい仕事になるかと思います。
・・・アーユルヴェーダ各種講座・・・
2016年
2月
02日
火
サロンオーナーやセラピストが、いつも心に留めておくべき大切なこと・・・
アーユルヴェーダは、
病気の人々の苦しみを除くため、
さらに、誰もが心身ともに健康を保ち、イキイキとした人生を送れるようになるため、
に生まれた学問です。
誰かが、自分の名声のために、権力のために、あるいはお金儲けのために作ったものではありませんでした。
太古のアーユルヴェーダの学者達(聖仙達)は、純粋に、みんなが幸せになることが自分の喜びだったのです。
アーユルヴェーダサロン開業者が、いつでも心に留めておくべき大切なことは、
『全ての生命あるものへの思いやり』 です。
・・・全ての生命の健康と幸福を願う・・・
知っている人知らない人、好きな人嫌いな人、良い人悪い人…など区別なく、
全ての人の健康と幸福を願うのが、セラピストの心得だとアーユルヴェーダは説きます。
生きていれば、好きとか嫌いとかの感情はもちます。
しかし、たとえ敵であっても、自分の家族同様に、彼らの健康と幸せを願うことです。
はじめから完璧にそのような心持ちになれなかったとしても、
その教えを心に留めておくことが大切なことです。
実際に、私はまだまだそのような完全な思いやりは持っていないと思います。。。
なのでせめて、朝に晩に手を合わせ、全ての生命の健康と幸福を祈り、少しでも自分の意識が清らかになれますように…と願っています。
その思いやりは人にだけでなく、生命ある全てのものに対して向けられるべきだと言います。
私達は、呼吸し、歩き、食べ、代謝し…、他の生物の命を頂いて生きています。
例えば、、、
一呼吸しただけで、空気中にいた小さな微生物が、
一歩歩いただけで、足の下にいた小さな虫が、
私の生命活動の犠牲になっていることでしょう。
アーユルヴェーダでは、行為そのものよりも、どのような意識をもって行うかが大切だと説きます。
同じ一歩でも、「この虫を踏みつぶしてやろう」と殺意をもって、何も悪さをしていない生命をただいたずらに殺してしまうことが、良くないことだということは誰にも理解できるでしょう。
施術においても、アーユルヴェーダでは、たくさんの植物を原料とした材料を使います。
少しも無駄にせず、大事に材料や機材を使うことも、思いやりの心と言えるでしょう。
普段の生活においても、経営においても、施術においても、全ての生命への感謝を忘れず、いつでもみんなの健康と幸福を願うことが、サロン開業の3つめの条件です。
この3つめの条件「全ての生命あるものへの思いやり」は、
1つめの条件「アーユルヴェーダを好きなこと」、
2つめの条件「想像力と実行力」、
とリンクします。
そもそも、アーユルヴェーダは、人類愛、つまり思いやりの気持ちから生まれたものですから、そのアーユルヴェーダを好きだということは、この考え方を受け入れているということになるでしょう。
さらに、思いやりとは、想像力からはじまります。
「彼女はどんな気持ちだろう?私だったらどんなに苦しいだろう?」…と想像して、共感する気持ちが思いやりだと思います。
以上の3つの条件は、サロン開業者に必要な条件ですが、
自分が施術をしてもらうアーユルヴェーダサロンを選ぶときのヒントにしてもいいと思います。
サロン選びって本当に難しいですよね。。。
上記の3つのようなことが感じられるホームページやブログやFacebook、あるいは電話やメールでの対応、店内の様子、施術の段取り、セラピストの人となりをみて、長くお付き合いをする"マイサロン"を決められるといいのではないかと思います(*^-^*)
・・・アーユルヴェーダ各種講座・・・